前歯が割れてしまっています。これを抜歯してインプラントを即日埋入します。
この手法をイミディエートインプラントといいます。
前歯部のインプラントは唇のラインと前歯の先端を連ねたライン(インサイザルラインといいます)の調和が取れていることが重要ですので、写真を撮って確認します。
歯の長さと幅を計測して標準値と比べます。
術後の痛みや腫れが少ないようにフラップレスの術式でインプラントを埋入します。
他の歯と調和が取れるように形態修正を行いました。
4種類の色のプラスティックを重ねることによりより深みのある歯に仕上げます。
DENTIN: HERCULITE XRV A3
ENAMEL: HERCULITE XRV A3
TRANSLUCENT: HERCULITE XRV LT
CHARACTERIZATION: TEETHMATE F1 OPAQUE
出来上がったセラミックの歯を装着して色や形態を検討します。
オールオンフォーの特徴は後方のインプラントを傾斜させて埋入することです。
これにより少ない骨でも長いインプラントが使用でき、その結果最小4本で義歯を固定できます。
最終義歯が装着されたところです。
金属のフレームで強化された義歯が患者さんのお口に入りました。